シャツの袖付け（アームホール）の位置は通常シャツに比べて高く、内側に入り込んでいます。このため、袖のダブつき感を解消し、腕の動きも良く腕を上げても身頃が持ち上がることはありません。

前肩の位置を上げ肩はぎラインを真上にすることで前身頃が胸のラインに沿うことになり、肩のダブつきがなくなり胸にフィットします。シワのない男らしい胸元を演出します。

上前身頃の前立て仕様は、表にステッチを見せず中止めにすることで、よりナチュラルな表情をかもし出しています。

後身頃のウエスト部分に背ダーツをとることで、シェイプを利かせてエレガントなバックシルエットになっています。

後身頃に２本背ヒダをとることで、シェイプアップされているスタイルでも背中の動きが良くリラックスした着心地感が感じられます。

肩（ヨーク）はぎラインを斜めにカットしているので、つれなく肩にフィットし動きがスムーズになります。

脇裾部分にガセット（補強布）を付けているので、強度と共に仕立てのポイントになっています。

着丈の長さは通常のシャツに比べて短く仕上げていますが、型紙の特長上パンツから出ることはありません。また、パンツの中でごわつき、ダブつきがなくすっきりとした着心地感が味わえます。

襟付けは通常シャツと比較して上の位置にあり、ネクタイを着用したときの襟元の見栄えに違いがでます。また、襟羽根ははねることなく身頃に沿って、ノーネクタイでも自然な落ち着きが得られます。

高級シャツに欠かせない光沢感と風合いが特に優れている貝釦を使うことでエレガントな表情を出しています。

最下位の穴かがりを横穴にしていますので釦が外れにくく座った時にお腹回りにゆとりができます。